皆さま、こんにちは。
今日も朝から蝉がうるさいです。
先日うちのリビングのエアコンの水漏れが半端なく、修理を依頼すると1週間程度で直してくれましたが、今度は娘の部屋のエアコンが全く効きません。
娘が帰省する前にと思ったら何と1ヶ月近くも無理とのこと。
どちらもこの2年以内に買い換えたばかり。
この暑さでエアコンもおかしくなりますね(^_^;

さて、テーマにある共通項は何でしょう?

全て同じ演目です。今ならあり得ないことですが、全て「椿姫」から歌わせて頂きました。
学生に椿姫なんて早すぎますが、その当時の学内のブームというものもありましたね。
うちの大学は関西の音大の中でも派手な大学でしょう。
上位に行く人はヴェルディやプッチーニの有名どころを歌う人が多かったように思います。
今思えば、無理して大きな曲を歌う必要もないと分かりますが、憧れがあったのも事実です。

特研でもこの後の大学院でも泰ちゃんと言うバリトンの方と共演することが多くなっていきます。

卒業試験では150名もいる声楽科ですから、多分4,5日に分けて試験があったように思います。
立派なオペラハウスが建って間もない頃でそこで歌えること自体が嬉しかったですね。
私は確か最終日の前日、最終近くの出番だったように記憶しています。

ヴェルディ作曲オペラ「椿姫」より”そは彼の人か~花から花へ”

今までないほどに最悪の出来でした。
先生にこれほど叱られたこともありません。
ですが、5番という成績。
これは良いか悪いかは別として、自分の表現が全く出来なかったと言うことです。
最後のHigh Es(高いミ♭)は得意でしたから出たもののカデンツなどは崩れまくりだったと思います。それでも5番なのか、5番になってしまったのか・・・

その後に大学院の入試を控えていましたから、立て直しが必要でした。
5番なので卒業演奏会には勿論出演できました。
卒業演奏会は各専攻から成績上位10名ずつ、卒業試験の結果で出演権利が与えられます。

あの頃、短大から編入して卒演まで出れたのは快挙かもしれませんが、納得の行く演奏なんていつまで経っても出来ません。
だからこそ精進あるのみです。

あの失敗があったからこそ、大学院の入試を突破できたのでしょう。
勿論他の要因もありますが(それはまた後ほど)、失敗は成功の母ですね。

今日はこの辺で・・・つづく