皆さま、こんばんは。
またしばらく空いてしまいました。
父の傘寿のお祝いを兼ねて両親が泊まりに来ていました。
金曜日には京都のお友だちのエステサロンの内装をリフォームすべく、ペンキ塗りと珪藻土塗りのお手伝いと、そんなこんなで慌ただしい1週間でした。

 

さて、私の性格と言えば皆さん口を揃えて、明るい、元気だと言われます。
声楽家は声が商売で、大きく良く響くし、人前で恥ずかしげもなく大きな口を開けて歌う訳ですから、陽気な人が多いのも頷けます。まあ私もその一人でしょう。

声楽科に3年時編入した時に決めたことがあります。
それが性格です。
元々の性格が今の性格を作っていると言えば恐らくその要素はあったのでしょうが、1つ自信を得て変わろう、変えようと思ったことも事実です。

それまでの2年間、以前も書きましたが私にとっては言い訳ばかりの屈辱の2年間でした。そのためどこか自信がなく、寮生活は楽しかったものの私だけが不合格という烙印を押されたため、ひたすらリベンジの機会を狙っていました。誰も見下してもいなければ、誰もそんなこと思っていません。勝手な思い込みですよ。
人は何か失敗した時、自分で周りの環境を変えてしまうことがあります。一種の被害妄想ですね。自分で自分の殻に閉じこもってしまう。表面上は明るく振る舞っていてもどこか鬱屈した感情と卑下するような感じだったと思います。

それが声楽という自分の殻を破れるものと出会った時、それが強みとなり自信となり私自身に輝くきっかけをくれました。おまけにあんな歌い方をしたオーディションにも合格したのですから、人生バラ色の瞬間でした。でもそれは一時のもの。

それからずっと付きまとう経験不足。

声楽科からの編入と違い音楽専攻からの編入では圧倒的に歌ってきた曲数が違います。ましてや2時間半もかけての通学ですからハンデは大きいですが、それを逆手に取りました。通学時間にひたすら譜読み、ウォークマンで曲を聴く日々でした。電車で楽譜を広げていると格好付けてると囁く声が聞こえてきたこともあります。そんなのお構いなしです。

変えようと思った性格に強さが加わったのです。

 

今日はこの辺で・・・つづく